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フィンランドから鎌倉へ。暮らし、旅、映画にまつわる日々のメモ

62. この夏、カナダに恋をした。

今年の6月に、1週間カナダに行ってきました。あっという間に半年近くがたちますが、自分にとってものすごく色濃い時間だったので、忘れないように書き残しておきます。 あの心地よさは何だったんだろう。とにかく、カナダが大好きになって帰ってきたのです。…

61. 鵠沼の小さな街の映画館、シネコヤ

人生でたった1度だけ、ひとり暮らしをしたとき、部屋の広さよりも、駅の近さよりも、何よりもわたしが重視したのは、「大好きな映画館のある街」でした。 昔から小さな映画館がもつ独特の雰囲気や、個性が好きで、映画はできるだけ映画館で見るようにしてい…

60. 『グレイテスト・ショーマン』

もうずいぶん前になりますが、久しぶりにIMAXの映画館に2回見に行くほど、大好きだった『グレイテスト・ショーマン』(その後、飛行機で3回目も見ました)。観てからしばらく経ちますが、サントラを聴くと、あの感動とワクワクがすぐに蘇ってきます。 日本で…

59. 『寝ても覚めても』

今年のカンヌ国際映画祭で、みごとパルムドールに輝いた是枝裕和監督の『万引き家族』とともに、日本からコンペティション部門に正式招待されたもうひとつの作品、濱口亮介監督の『寝ても覚めても』の試写を見に行ってきました。 原作は、柴崎友香の同名小説…

58. 憧れの映画の舞台、キューバを肌で感じてみて

映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』『ダンシング・ハバナ』を見てからずっと憧れの国だった念願のキューバと、南米好きの夫・ぽんちゃんがずっと行きたがっていた絶景グランセノーテを見に、メキシコのカンクンに行ってきました。 夜のハバナで聴いた…

57. 『ドリーム』109シネマズ湘南

アメリカに出張中の彼が、飛行機で見た『ドリーム』という映画がものすごく良かったと知らせてくれたので、先日わたしも近くの劇場に見に行ってきました。 じつは彼に聞くまでタイトルすら知らなかった本作ですが、インターネットで調べてみると、 3人の黒人…

56. おふくろの味

だれかと一緒に暮らしていると、 ごはんは作ってる?どんな料理つくるの? と聞かれることがよくあります。 そんなとき、家事のなかで料理だけは好きなので、 ごはんはいつも家で作るのですが、 ”どんな料理”をどう答えたらよいのか、いつも返事に困ってしま…

55. 『三度目の殺人』TOHOシネマズ上大岡

先週末に公開したばかりの是枝裕和監督の最新作を、さっそく観に行ってきました。ふだんはあまりサスペンスを見ないわたしも、大好きな是枝さんの作品は、ただの推理ドラマに終わらない、もっと深い何かが描かれているはず!と期待を込めて、鑑賞。 本作も、…

54. 『ブランカとギター弾き』シネスイッチ銀座

春くらいに劇場の予告編で、女の子が盲目のおじさんのギターにあわせて歌っている映像をみて、女の子とおじさんのほっこり心温まる旅ものがたりだろうと思って、ほんの甘い気持ちで映画館へ。 映画祭のワールドシネマ部門とかで上映されそうな、エキゾチック…

53. 鎌倉のパン屋さん②ライ麦ハウスベーカリー

すこし前になりますが、7月の中頃、小町の路地裏にちいさなフィンランドのパン屋さんができました。 その名も「ライ麦ハウスベーカリー」。フィンランド人のご主人と日本人の奥さまの、パン職人のご夫婦がやっているお店です。 ライ麦パンはフィンランドの代…

52. 加古川の靴下工場見学

彼の大学時代の先輩が、実家の家業を継ぐため、神奈川を離れて昨年地元の兵庫に帰っていったので、遊びに行ってきました。 兵庫県の加古川市。神戸からJRに乗って、明石の手前にある加古川駅で下車。その日は、先輩がドライバーになって、加古川案内をしてく…

51. 本好きにたまらない。ブックカーニバル in カマクラ

新緑がきもちのいい初夏は、鎌倉のローカルイベントが楽しい季節です。GWの葉山芸術祭や、逗子映画祭、5月のボーダーフェスティバル、鎌人いち場なんかも、地元の人たちでにぎわう楽しいイベントですが、6月の恒例イベントのひとつに、ブックカーニバル in…

50.新緑の鎌倉で、心づくしの小さなウェディング

フィンランドで出会った彼と、春のはじめに入籍をして、半年近くかけて、準備をすすめてきた小さなお披露目パーティーが終わりました。 鎌倉で緑がいちばんきれいな季節に、いつもの自分たちらしく気取らないアットホームなパーティーにと、大好きな人たちば…

49. 日本の美しい村、阿蘇・高森町

ゴールデンウィークの南九州旅行の後半は、鹿児島からレンタカーで熊本の阿蘇まで。 昨年の熊本地震でいちばん被害のおおきかった南阿蘇村のおとなりの高森町にある、ちいさなペンションに2泊しました。 森の中にある隠れ家のような佇まいのペンションは、「…

48. 桜島と人

今年のゴールデンウィークは、彼の母方のルーツのある鹿児島に行ってきました。 九州は国内でもお気に入りで、旅の候補によくあがる地方です。数年前に友だちと、博多、由布院、阿蘇の3地域をめぐる旅をしたり、去年は長崎の五島列島に行きましたが、鹿児島…

47. 中嶋浩子さんの個展

フィンランドで知り合ったテキスタイルデザイナーの中嶋浩子さんの個展が、代々木八幡のCASE GALLERYで開催されています。土曜日のオープニングにお邪魔してきました。 フィンランド、ドイツ、フランスで活動をされ、数理模様といって数式をもとに図案をつく…

46. 『彼らが本気で編むときは、』

生田斗真さんが主演。トランスジェンダーの女性とそのパートナーの暮らしを中心に、いろんな家族愛が描かれる人間ドラマ。 トランスジェンダーの映画といえば、数年前のグザヴィエ・ドラン監督の『わたしはロランス』が記憶に新しいけれど、邦画ではめずらし…

45. 四季を感じる鎌倉の暮らし

鎌倉に越してきて、東京での暮らしとのいちばんの違いは、フィンランドの暮らしとも共通するところで、自然のめぐりを肌で感じることができるということです。 春は桜、梅雨はあじさい、夏は海と花火、秋はもみじ、冬は初詣と梅など、鎌倉にいると、季節の風…

44. 鎌倉に暮らしてみて感じたこと①

鎌倉に引っ越してきて、来月末で1年が経ちます。「鎌倉の暮らしって、どう?」とたまに聞かれるので、いまのわたしだったら何て答えるかなぁ、とすこし考えてみました。 まず、居心地の良さ。空がひらけていて、山も海もそばにあるからか、心がおおらかでい…

43. 『ラ・ラ・ランド』

こんなにきもちよく「好き!!!」と言い切れる、心がおどる映画を久しぶりに観ました。 たった一度でも、なにかに憧れたり、夢を見たことのある人なら、きっとこの映画に心を奪われてしまうはず。 『セッション』のデイミアン・チャゼル監督の最新作で、け…

42. 新しいいのち

お姉ちゃんの赤ちゃんが生まれました。 あたまも、手も足もちいさくって、ふくふくしている、ちいさなひと。 おなかの外の世界にびっくりながら、いっしょうけんめい声を上げて泣いていました。 それでも、あわてずに、ずっと赤ちゃんの目をみて、まるでおな…

41. 鎌倉の週末の過ごし方

先日、友人家族を呼んで、我が家のお庭でお餅つきをしました。 彼がなにやら楽天で臼杵の週末レンタルなるものを見つけたらしく、土曜は子連れの会、日曜は大人の会にして、2日にわたってお餅つきで冬気分を満喫しました。 子どもたちは、初めてのお餅つきに…

40. 『幸せなひとりぼっち』新宿シネマカリテ

今年の映画初めは、スウェーデン映画のこちらの作品。チラシのデザインに惹かれて、はるばる新宿まで観に行ってきました。ちょうどサービスデーで満席! たったひとりの良き理解者だった奥さんに先立たれ、近隣からは変わり者として厄介がられている、偏屈な…

39. ドーナツはべつばら

金曜日の夕暮れどき、夜ごはんの買いもの帰りについつい寄ってしまうお店があります。 若宮大路から鎌倉女学院の角を曲がって、材木座の住宅地をすこしばかり歩くと、すらりとしたアパートの1階。おやつどきの小腹をしあわせに満たしてくれるドーナツ屋さん…

38. 年の瀬

おだやかで、心地いい時間が過ぎているようで、今年もまた大きな変化や、おもしろい人たちとの出会いのある年でした。 フィンランドから、鎌倉に引っ越し、海と山にかこまれた暮らしをはじめました。 都会のマンションで育ったわたしにとって、鎌倉の暮らし…

37. 北鎌倉とフランス語

鎌倉の暮らしが落ち着いてきたら、やりたいと思っていたこと。いくつかあるなかのひとつがフランス語でした。 大学で仏文科を専攻して、交換留学もしたのに、いつのまにか遠のいてしまっているフランス語。 数年にいちど、パリの友人に会いに旅行にいくとき…

36. 『永い言い訳』横浜ブルク

いつだったか、映画のパンフレットかなにかで西川美和監督のインタビューを読んだとき、「嘘」に興味がある、というような内容のことが書かれていて、ものすごく印象的だったのを覚えています。 人が嘘をつくときには、何かしらのドラマがある。だから、嘘を…

35. 長崎で出会った、船旅のフランス人夫婦のはなし

夏に長崎の小値賀島を旅したとき、日帰りでおとずれた野崎島という小さな無人の島で、船旅をしているフランス人のカップルに出会いました。 野崎の港にフランスの国旗がついている船がとまっていて、興味をもった彼がまっさきに話しかけにいったのです。 彼…

34. 『グッバイ、サマー』横浜ジャック&ベティ

鎌倉に引っ越してからというもの、すっかり映画館に見に行く頻度が減ってしまって、大好きな渋谷のユーロスペースや下高井戸シネマ、新宿の武蔵野館や早稲田松竹なども、しばらくご無沙汰してしまっています。 そんななか、ミシェル・ゴンドリーの新作が自伝…

33. 『キネマの神様』原田マハ

原田マハさんの本をはじめて読みました。「映画の仕事をしてる、あゆみという名前の主人公のおはなし。まぁ、読んでみて。」とすすめられて、手にとった本です。 中学生のころから映画が好きで、年に何百本というほど、数でいったら、とても自慢できるほどで…