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フィンランドから鎌倉へ。暮らし、旅、映画にまつわる日々のメモ

8. 夏、ヘルシンキの街がいちばん美しくなる季節

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春夏秋冬、4つの季節を体験してみて
ヘルシンキのベストシーズンは?」と聞かれたら、
わたしは迷わず、7月!と答えます。

 
フィンランドといえば、サンタクロースとか、オーロラとか
はるか北欧の、雪のつもった寒~い季節のイメージがありますが、
こんなにたくさんの自然に囲まれた国が
いちばんいきいきするのは、やっぱり夏!
 
ヘルシンキには、緑の多い公園や湖が街中にいくつもあって、
夏のシーズンはほんとうに気持ちがいい。そして緑がほんとうに美しいのです。お散歩したり、公園で読書をしたり、毎日の通学もちょっと気分が軽やかになります。海沿いの公園には、工事現場や高層ビルなど、視界をさまたげるものはありません。
 
湿気が少ないのも、フィンランドの夏が快適な理由です。
気温は高くても25℃くらい、6~7月でも20℃前後の涼しい日が続いていて、
まれに30℃のときがありました。
太陽がちかく、日差しは強いので、日焼けもするし、サングラスは欠かせません。けれども、じめっとした空気や、猛暑で汗がびっしょりということもないので、東京の猛暑はもう限界!と感じていたわたしにとって、夢のような季節でした。
 
若者がピクニックをしたり、かわいいちびっこたちが芝生でサッカーをしたり、老夫婦が手をつないでお散歩しているのを見て、何度も、ほっこりした気持ちになりました。
 
こんなにきれいで豊かな自然にかこまれて暮らしていたら、
それだけで、もう十分なのかもしれません。
フィンランド人に「好きなものは?」と聞くと、「Nature(自然)」という答えが多いのにもなっとくです。