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フィンランドから鎌倉へ。暮らし、旅、映画にまつわる日々のメモ

23. 森で積んだブルーベリーのマフィン

フィンランドの人たちは夏に、
森にブルーベリーを摘みに行きます。
 
はじめて聞いたとき、なんてメルヘンチックな…!と思いましたが、
雑貨屋さんなどでも、ブルーベリー摘み用のアイテムがふつうに並んでいるのをみて、どうやらごくふつうのことなのだと、納得しました。

 
日本では、りんご狩りもいちご狩りも、
なにかとお金のかかる日帰りツアーになっているので、
最近はあんまり気が向かず、すっかり遠のいてしまいました。
 
ところが、フィンランドの場合は、だれにお金を払うわけでもなく、
誰でも勝手に、ごく気軽に、ブルベリー摘みを楽しむことができます。
みんなで楽しむものなのだそうです。でも、ひとりじめはだめ。
 
欲ばる人とか、悪いことをたくらむ人とかいないのかな…と思ってしまいますが、そういう人たちがフィンランドにはいないから、この季節のめぐみが続いているのでしょう。
いいものは、みんなで分け合うという考え方が根づいているんですね。

こちらは5月ごろのヌークシオの森で見かけたブルーベリー。
まだ実ができはじめているところです。
 
今年はちょうど、ブルーベリー摘みの季節に一時帰国をしていたので参加できませんでしたが、彼が森で摘んできてくれたブルーベリーが冷凍庫で眠っていたのを発見!マフィンにタルト、ジャム、ベーグルと、ちょっとずつ使って、たくさん味わうことができました。
 
ヌークシオの森のブルーベリーさんたち、ごちそうさまでした。
また来年もたくさん実をつけてくださいね。