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フィンランドから鎌倉へ。暮らし、旅、映画にまつわる日々のメモ

65. わたしのリトルプレスを、本屋さんで買ってくれたあなたへ

生まれてはじめて、自分でつくって、自分で本屋さんに置いてもらった、旅のリトルプレスを、 知らないだれかが買ってくれたことが、こんなにもうれしくて、感激して泣きました。笑
 
世界を旅して見たり感じて、心地よさを感じた世界が、だれかのちいさな希望になればと思って、 いつも書いてる旅日記と写真とイラストの、手づくり感たっぷりでつくりはじめた旅冊子。vol.5までつくったところで、本屋さんにもっていこうと決めていました。
 
でも、いざvol.5までつくってみたものの、大好きな京都の本屋さんにはお断りされてしまい、しばらく置いてくれていた本屋さんからも、まったく売れないと返品されてしまいました。
 
わかっていたものの、友人に見せるのと、知らないだれかに手にとってもらうのとでは、 まったく違うんだなと痛感しました。そんなに甘くはありませんでした。
 
それでも、もう1軒リトルプレスを置かせてもらっていた 吉祥寺のちいさな本屋さんで、売り上げがあったのです。
しかも、単品だけでなく、5冊セットまで。
 
いったい、どんな人が手にとってくれたんだろう。
リトルプレス好きの学生さんかな? それとも、ヨーロッパ好きの人かしら?
 
こんな無名の作家がつくったリトルプレスを心よく置いてくれた「青と夜ノ空」さん、 「Cahier de voyage」シリーズを手にとってくれたお客さんに、ただただ感謝のきもちでいっぱい。
 
このたまらなくうれしかったきもちと、たくさんのありがとうが届きますように。
 
やっぱり自分の感性や、共感する世界観を表現する場は、
これからも大切にしていきたいし、
そのための勇気をもらったできごとでした。