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フィンランドから鎌倉へ。暮らし、旅、映画にまつわる日々のメモ

66. ちいさな地球、パリからのお客さん

今週末は、パリから留学時代の友人が旅行に来ていたので、
わたしと夫と、外国人4人を連れて、中目黒の焼き鳥屋さんに行ってきました。
 
海外から友人がくると、じつは家に呼ぶのがいちばん楽だったするのですが、
今回は日中の予定もあったので、都内で会うことに。
 
せっかくなので日本っぽい雰囲気のお店をと思って、
たたみに座って、七輪を囲んで焼いて食べるスタイルのお店にしました。
焼鶏あきらさん、英語メニューもあるので、外国人を連れて行くのにおすすめです。
 
友人が今回は彼氏と友だちふたりの4人で日本に来るというので、どんな間柄なのかなと思っていたところ、あらわれたなかには、初老のおじさまもひとり。
 
フランス人の友人と、ポルトガル人の彼氏。
それに、友人の男友だちがもうひとりと、その彼の妹さんの彼氏のお父さんの4人で旅をしているのでした‥!
 
もしわたしだったら、
お姉ちゃんの旦那さんのお父さんと旅行なんて、
とてもとても気を使ってしまいそうだし、
男友だちも一緒で彼氏はいいのか?とか、
むだに、ことをむずかしく考えてしまいそう。
 
だけど、さすがはヨーロッパの人たち、立場とかではなく、
ひとりの人として、みんなが自然に接しあっているようすがとてもフランクで、
だれかが気を使っているという感じがなく、見ていてとっても気持ちのいいものでした。
 
なんてすばらしい関係性なんだろう。
 
さらに、そのお父さんがまたユーモアたっぷりな愛すべきおじさま。
撮った写真はほとんど舞妓さんや、着物姿の女の子ばかりで、
「帰ったら奥さんに何て説明しよう」と茶目っ気たっぷり。
 
 
もうひとつ、感動したのが、言葉の壁。
 
夫はフランス語が話せず、
友だちの彼氏とおじさまは英語が話せない、という状況で、
基本はフランス語で会話をしながら、
友人がわたしの夫に英語で同時通訳をしてくれて、
わたしもときどき日本語で話したり、
ポルトガル人の彼氏に夫がスペイン語で話しかけたり(?)
おじさまのフランス語と夫の英語で意思疎通できていたり。
 
はたから見てたら、きっとこの人たち何語で話してるんだろうという
不思議な光景だったと思いますが、謎に会話が成り立っていたんです。笑
 
 
まるで、ちいさな地球!
 
 
言葉が話せないことを気にもせず、
コミュニケーションをとろうとしてくれるのがとてもうれしかったし、
そんなところにも人生のたのしみ方があるんだなと教わりました。