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フィンランドから鎌倉へ。暮らし、旅、映画にまつわる日々のメモ

12. フィンランドのクリスマス

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フィンランド語では、12月のことを
Joulukuu(ヨウルクー=クリスマスの月)というほど、
フィンランド人にとって、クリスマスや12月は特別なシーズンです。
なんたって、サンタさんの国ですからね。
 
ヨーロッパのクリスマスは、1年でいちばん大切な家族の日。
この日だけは、どんな用事も都合をつけて、家族との時間をゆっくり過ごします。

 
フィンランドでは、24日~26日までが祝日で、お店もほとんどお休み。
24日はスーパーもお昼すぎには閉まってしまいます。
 
ヘルシンキでは、大聖堂前の広場に
こじんまりとしたクリスマスマーケットがたちます。
売っているものまでフィンランドらしく、ラップランド地方の木製の器や、フェルトでできたお人形、トナカイ肉のハム、ベリーのジャムなど。Glögi(グロギ)というホットワインも。
この国ならではのアットホームな雰囲気がここちよい、かわいらしいマーケットです。
 
アパートの窓からは、大きなツリーがのぞいていたり、
エスプラナーディ通りを中心に、シンプルなイルミネーションも飾られて、
いつもは地味なヘルシンキの街にも、12月だけは華やかさがあります。
 
11月は日も短く、くもり空の日が続き、
なんだかすっきりしない季節ですが、それが終われば12月!
12月になったとたん、フィンランド人たちの心がぱっと明るくなるのか
街中がどことなく浮足だって、ほんのり色づきはじめるのを感じます。
 
わたしも思わず、はしゃぎたくなってしまうような、
ほっこりした愛くるしさのあるクリスマスでした