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フィンランドから鎌倉へ。暮らし、旅、映画にまつわる日々のメモ

19. お隣の国はロシア

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きっと生きているうちに、行くことなんてないだろうな、と思っていたロシア。そんな、まさかのロシアはサンクトペテルブルグに、ヘルシンキから船で行ってきました。

 
というのも、そもそも、日本人はビザがないと観光目的でも入国ができないので、以前、バレエ好きでロシアに留学していた友人がいたときも、どうやらビザの手続きが大変そうだといって、遊びにいくのをあきらめたことがありました。
 
ところが、ヘルシンキは隣の国ということもあって、St.PeterLineというフェリーで行くと、3日間まではビザが不要という制度ができたので、おかげで、とっても簡単にロシア(サンクトペテルブルグ)に行けるようになったのです。 
ヨーロッパの国々にくらべて、圧倒的に情報量の少ないロシア。日本の雑誌などでも、ロシアはほとんど見かけたことがありません。だけど逆に、先入観がないのをいいことに、まっさらなイメージで見てくることができました。
 
サンクトペテルブルクはとても華やかな街です。世界三大美術館ともいわれる、エルミタージュ宮殿のならびの川沿いのとおりには、きれいなお屋敷がならんでいて、かつて、この街中に、貴族が住んでいたのではないかと思えるほどでした。あるいは、舞踏会のような、幻想的な雰囲気も。
 
エルミタージュ美術館は、いままでに見た、どこの美術館や宮殿よりもゴージャスで、相当なお金をかけて作られたであろう、部屋中に金箔が使われていたり、たとえようのない、桁外れに金ぴかな世界でした。
 
うれしかったことは、友だちに教えてもらったロシア美術館が素晴らしかったこと。いままでほとんど知らなかった、ロシアの絵画をみることができたことは、ほんとうに貴重な機会でした。なかでも、イヴァン・アイヴァゾフスキー(Ivan AIVAZOVSKY)という画家の作品は忘れられません。
 
ボルシチや、ピロシキ、本場のビーフストロガノフもおいしくいただき、
未知の国ロシアとの、こころの距離がちょっと近づく旅でした。

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