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フィンランドから鎌倉へ。暮らし、旅、映画にまつわる日々のメモ

37. 北鎌倉とフランス語

鎌倉の暮らしが落ち着いてきたら、やりたいと思っていたこと。
いくつかあるなかのひとつがフランス語でした。
 
大学で仏文科を専攻して、交換留学もしたのに、
いつのまにか遠のいてしまっているフランス語。
 
数年にいちど、パリの友人に会いに旅行にいくときに、
久しぶりに話してはすこしだけ感覚をとりもどして、また遠のいて。
そのくりかえしを、もう何回やってきたんだろう。
 
それでも、何回でも、またやろうと思えることって、そんなにない。
飽き性のわたしにはフランス語くらいです。
 
5才のとき、はじめての海外経験がフランスのパリだったこともあって、
幼い頃の理由のない「好き」を心にそっと、いくつになってももっています。
 
そして先週、ウェブサイトを見つけた
北鎌倉のフランス語の体験レッスンに行ってきました。
 
「かまくらアトリエアルノー」
 
先生はフランス人のおじさまで、奥さまが日本人。
北鎌倉の駅から徒歩15分ほど歩いて、小高い坂や細い小路をくぐりぬけたところにあるご自宅での個人レッスンです。
 
もともとフランスで高校の美術の先生をしていて、
その後、外国人にフランス語を教える仕事をしてきたそうで、鎌倉の自然のなかで子どもたちにアートと遊びを体験させるというおもしろいクラスもあるんです。
子どもがいたら、こうゆうのすごく楽しいだろうな、とわくわく。
 
会話のレッスンも、勉強の目的や、レベルや気分にあわせて、
色々とわがままを叶えてくれそうで、楽しい授業だったので、
さっそく来月から月に2回だけ通ってみることにしました。
 
じつは、北鎌倉にはほとんど来たことがなく、
円覚寺周辺や鎌倉までの街道しか歩いたこともありませんでした。
 
先生のお家に向かう途中、坂をのぼりきったところで、うしろをふりかえると、
向かいの山の紅葉がちょうど色づきはじめ。
赤やオレンジ、深緑など、色とりどりの山の眺めがとってもきれいで、うっとりしてしまいました。
 
鎌倉もわりあいと自然が多いところですが、
北鎌倉の先生のご自宅のエリアは、どのお家にも木々やお庭があって、
お花がきれいに咲く季節には、歩くだけで楽しい気分になりそうな、すてきな界隈でした。
 
また今度、ゆっくり散策してみようと思います。