uzocotrip

フィンランドから鎌倉へ。暮らし、旅、映画にまつわる日々のメモ

45. 四季を感じる鎌倉の暮らし

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鎌倉に越してきて、東京での暮らしとのいちばんの違いは、
フィンランドの暮らしとも共通するところで、
自然のめぐりを肌で感じることができるということです。
 
春は桜、梅雨はあじさい、夏は海と花火、秋はもみじ、冬は初詣と梅など、
鎌倉にいると、季節の風物詩をごく身近に感じることができます。
 
鎌倉には、見渡せるところに山があり、街中にたくさんの緑や野川もあるので、
季節の花に目がいったり、虫や動物の鳴き声に気がついたり、山の木々の様子の変化をとおくから眺めたり。自然のリズムを気にかけるようになったのも、わたしにとって、おおきな変化でした。
 
駅の近くには、レンバイという呼称で呼ばれる、
近隣の農家さんたちがとれたての鎌倉野菜を売ってる市場があります。

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そこでは季節の旬の野菜がおかれるので、旬の食材を意識してとりこむことができます。色とりどりのニンジンや大根。根菜が多く並ぶ時期もあれば、葉物ばかりのときも。この歳になってはじめて出会う野菜もレンバイにはちらほら。だから、食材選びがとっても楽しい!
 
こどもの頃は学校でひと通り、日本の伝統文化や季節行事にも触れたはずなのに、社会人になってからは、1週間がめまぐるしくて、いつの間にかあまり季節を深く感じることなく過ごしていました。
 
でも、1年のほとんどが冬という北国のフィンランドで暮らしてみて、四季の彩りをはっきりと感じることができる日本は、そういう意味で、ほんとうにめぐまれているんだなと、じわじわと感じます。
 
あまりふだんは気がつかない小さな自然の変化に目を向けてみると、
ちょっと気分も変わってくる。そんなことにありがたみを感じるこの頃です。