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フィンランドから鎌倉へ。暮らし、旅、映画にまつわる日々のメモ

71. パリ郊外で、ベランダ越しのミニコンサート

慣らし保育がはじまって、
わずか3日でお休みになったおチビさん。
夫も先月からずっと在宅勤務なので、
3人で家で過ごす生活が、もうしばらく続くことになりました。
 
もともとフリーランスで働く私は
仕事を再開しようと思ったとたんに
ストップがかけられたような、
すこし拍子抜けするような気持ちもありますが、
今はのんびりできることが、ありがたい。
 
子どものとなりで、お菓子を焼いたり、
フランス語の絵本を読んだり、
時間がゆっくりと流れてる今だからこそできること、
やりたかったことを、もくもくと楽しんでいます。
 
 
先日、フランス語の先生から教えてもらった、心温まるニュース
 
先月下旬から外出禁止令がでてる
フランスのパリ郊外のモントルイユという街で、
コンサートが中止になったミュージシャンたちによる、
バルコニーでのミニライブが連日行なわれているのです。
 
毎日夜8時になると、医療従事者や患者さんたちへのエールをこめて、
誰から始めるともなく、拍手をするひとときがあるのですが、
その拍手が終わると、15分ほどの小さな演奏会のはじまり。
 
ギターの弾き語りだったり、ヴァイオリンの演奏だったり、
トランペットに、アコーディオンなども。
プロもアマチュアも関係なく、
市内在住の様々なミュージシャンたちが
日替わりでミニライブを行っています。
 
そんな夜のひととき、
想像するだけでうっとりしてきませんか。
 
さらに、素晴らしいのが、
この小さな音楽祭を市が独自で主催していて、
ミュージシャンたちに出演料を払っているのだそう。
ただでさえ収入が不安定なアーティストたち。
今のような、特別な状況で、仕事がなくなったり
生活が苦しくなるだろう人たちのために、
市長が率先して、こういう機会をつくってくれるなんて
なんてすてきな取り組みなんだろう。
 
 
毎日のミニライブ(#Musique au Balcon)の映像は、
モントルイユ市のFacebookページからも見られます♪