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フィンランドから鎌倉へ。暮らし、旅、映画にまつわる日々のメモ

映画

73. 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』109シネマズ湘南

夫くんが、子どもを連れて昼から飲み会に出かけたので、3か月ぶりに映画館を解禁!『フランシス・ハ』以来、すっかり友だちのような親しみを感じるグレダ・ガーウィグが監督・脚本を手がけた、こちらの映画を見てきました。 19世紀後半に書かれたルイーザ・…

72. ミニシアターのために、今できること

10代、20代と、たくさんの時間を映画館で過ごしました。 落ち込んでいるとき、やり場のない気持ちを抱えているとき、いつもひっそりと映画館に行って気分を晴らしていました。 映画を見ていると、不思議なことにまったくかけ離れた世界の物語なのに、登場人…

69. 『真実』キノシネマ横浜みなとみらい

『万引き家族』で2018年カンヌ国際映画祭のグランプリに輝いた是枝裕和監督、初の海外進出作品。 個人的に、超夢の豪華共演だった本作!大好きな俳優を、大好きな監督が撮る。しかも、馴染みのある街を舞台に。それだけでも、わたしにとって、贅沢な映画でし…

68. 『ひとよ』イオンシネマ シアタス調布

毎月映画を見る会を企画してくれる友人が、今月の1本に選んでいたので、きっとおもしろいはず、と、観に行ってきました(彼女の映画を選ぶセンスが好きなんです)。 劇団KAKUTAの舞台の作品を、『凶悪』『凪待ち』の白石和彌監督が映画化。家族を描いた人間…

64. 『バッド・ジーニアス』新宿武蔵野館

映画好きの友だちに「最近でダントツおもしろかった!」と絶賛されて、あわてて見に行ったのが、こちらのタイ映画。 高校生のカンニングのストーリーで、手汗が出るけど、とにかくおもしろい、という前情報だけをたよりに、新宿武蔵野館に行ってきました。 …

63. 『悲しみに、こんにちは』シネコヤ

この夏、はじめて映画のタイトルを見たとき「あれ?」と思いました。フランソワーズ・サガン原作の「悲しみよ こんにちは」ととてもよく似ているので、リメイクかなと思ったのです。でも、まったく別もののスペイン映画でした。 英題は「Summer 1993」。スペ…

60. 『グレイテスト・ショーマン』

もうずいぶん前になりますが、久しぶりにIMAXの映画館に2回見に行くほど、大好きだった『グレイテスト・ショーマン』(その後、飛行機で3回目も見ました)。観てからしばらく経ちますが、サントラを聴くと、あの感動とワクワクがすぐに蘇ってきます。 日本で…

59. 『寝ても覚めても』

今年のカンヌ国際映画祭で、みごとパルムドールに輝いた是枝裕和監督の『万引き家族』とともに、日本からコンペティション部門に正式招待されたもうひとつの作品、濱口亮介監督の『寝ても覚めても』の試写を見に行ってきました。 原作は、柴崎友香の同名小説…

57. 『ドリーム』109シネマズ湘南

アメリカに出張中の彼が、飛行機で見た『ドリーム』という映画がものすごく良かったと知らせてくれたので、先日わたしも近くの劇場に見に行ってきました。 じつは彼に聞くまでタイトルすら知らなかった本作ですが、インターネットで調べてみると、 3人の黒人…

55. 『三度目の殺人』TOHOシネマズ上大岡

先週末に公開したばかりの是枝裕和監督の最新作を、さっそく観に行ってきました。ふだんはあまりサスペンスを見ないわたしも、大好きな是枝さんの作品は、ただの推理ドラマに終わらない、もっと深い何かが描かれているはず!と期待を込めて、鑑賞。 本作も、…

54. 『ブランカとギター弾き』シネスイッチ銀座

春くらいに劇場の予告編で、女の子が盲目のおじさんのギターにあわせて歌っている映像をみて、女の子とおじさんのほっこり心温まる旅ものがたりだろうと思って、ほんの甘い気持ちで映画館へ。 映画祭のワールドシネマ部門とかで上映されそうな、エキゾチック…

46. 『彼らが本気で編むときは、』

生田斗真さんが主演。トランスジェンダーの女性とそのパートナーの暮らしを中心に、いろんな家族愛が描かれる人間ドラマ。 トランスジェンダーの映画といえば、数年前のグザヴィエ・ドラン監督の『わたしはロランス』が記憶に新しいけれど、邦画ではめずらし…

43. 『ラ・ラ・ランド』

こんなにきもちよく「好き!!!」と言い切れる、心がおどる映画を久しぶりに観ました。 たった一度でも、なにかに憧れたり、夢を見たことのある人なら、きっとこの映画に心を奪われてしまうはず。 『セッション』のデイミアン・チャゼル監督の最新作で、け…

40. 『幸せなひとりぼっち』新宿シネマカリテ

今年の映画初めは、スウェーデン映画のこちらの作品。チラシのデザインに惹かれて、はるばる新宿まで観に行ってきました。ちょうどサービスデーで満席! たったひとりの良き理解者だった奥さんに先立たれ、近隣からは変わり者として厄介がられている、偏屈な…

36. 『永い言い訳』横浜ブルク

いつだったか、映画のパンフレットかなにかで西川美和監督のインタビューを読んだとき、「嘘」に興味がある、というような内容のことが書かれていて、ものすごく印象的だったのを覚えています。 人が嘘をつくときには、何かしらのドラマがある。だから、嘘を…

34. 『グッバイ、サマー』横浜ジャック&ベティ

鎌倉に引っ越してからというもの、すっかり映画館に見に行く頻度が減ってしまって、大好きな渋谷のユーロスペースや下高井戸シネマ、新宿の武蔵野館や早稲田松竹なども、しばらくご無沙汰してしまっています。 そんななか、ミシェル・ゴンドリーの新作が自伝…