28. 街の中心に、くつろぎの広場
ヘルシンキ中央駅のすぐ近くにあるキアズマ現代美術館。 毎月第1金曜日の夕方は無料で入れるので、ちょうど最近はじまったばかりのブラジル人アーティスト、エルネスト・ネト(Ernesto Neto)の企画展を見に行ってきました。
いっけん編み物のようにも見えるアート作品ですが、こちら布の切れはしを結って作られた、美術館ワンフロア分のピクニック広場なのです。
ハンモックや、テント、壁にも植物や動物のアートがされていて、 春めいた温かな空気の流れる会場でした。 まだまだ冬の寒さがのこっているフィンランドの人たちにとって、 春夏のピクニックなんて、たまりません!
テントをのぞいてみると、こどもから大人まで、 たくさんのフィンランド人たちが、ここぞとばかりにくつろいでいる光景が目に入ってきました。 足をのばしたり、寝っ転がって天井をみあげながらおしゃべりをする人たち(わたしたちも)、会場においてあるギターを弾いてみる人、たのしそうにかけまわる子どもたち。 外はまだまだ寒いのに、とってもおだやかで、心の休まる空間でした。
いつか日本にも大きなピクニック広場、巡回してこないかな~。